術後の記録〜仕事復帰
入院、オペからちょうど1ヶ月で復帰した。
ほぼ通常モードの生活ができていたが、それは穏やかな休日モードだったので、仕事復帰に当たって気をつけたことを記録しておきたいと思う。
規則正しい生活
復帰に向けてというより、退院後崩さないように気をつけたのが、早寝早起き。
(これまで、万年寝不足で週末寝溜めということもよくあって、数ヶ月かけて睡眠を整えてきた。こちらは長いのでまた別の機会に。)
入院中の21:30就寝に慣れ、退院後も22:30頃就寝をしたら、早朝に気持ちよく目覚めることを体感した。これを崩さずに仕事復帰したら、気持ちよく通勤できるのでは?と、できるだけ早寝を続けた。
その計画通りに出勤日を迎えられて、成功!このまま続けたいと思う。
同僚に伝えたこと
有言実行というか、宣言することで自分でも用心して過ごせるように、同僚に体調と仕事について話しておくことにした。
1. ほぼ通常通りに過ごせるようになったこと。
2. もうしばらくは重い荷物を持たないようにしたいこと。
3. 少しずつ仕事の通常モードに戻したいので、あまり長い残業はしないこと。
理解してもらって、力仕事は助けてもらえることになった。
でも実際は…
仕事に復帰して年度始め。
同僚に理解してもらったとはいえ、異動も多くて、質問やら相談やらが増えて、結局退勤時間は初日から遅くなった。
また過労による体調不良やホルモンバランスの崩れにならないように、退勤時間を自分で厳守できるようにしていきたい。
術後の記録〜3週間
オペからもうすぐ一か月が経とうとしている。
もうスーパー銭湯だって行くし、おうちでの半身浴も続けている。
傷口はカサブタが薄くなって来た感じ。
ここ最近で気づいたことを書いてみたいと思う。
治った?過多月経
術後、初めての月経。
2日目は、全然変わらないじゃないか…と思うほど量も多く塊もあったが、3日目以降終わった?と思うほど少量なのが1週間続いて終了♪♪
漿膜下筋腫だったので、月経への影響は手術してみないとわからないところもあったけれど、よかった!手術して本当によかった♪
手術の跡
銭湯で、これまで気にしてなかった他人のハダカ。
手術の跡がある人がけっこういる。
おヘソから下に真っ直ぐな跡は帝王切開?
その日見かけた人だけでも数人いた。
そして、片方の乳房がないおばあちゃん。知らない方だけど、元気そうでよかったと思う。
私みたいに腹腔鏡手術の跡は、目立たないからか、見つけられなかった。私も目立たないほどに治っていきますように。
食欲の増減とメンタル
オペ前日の入院から一か月の病気休暇をもらっているので、もうすぐ仕事復帰。
のほほんと過ごしていたけれど、復帰が近づいたら、急に憂鬱に。
すると、意識してないのにこんな変化が出て来た。
1つ目は、食欲。
術後の食欲の無さから、少しだけ胃は小さくなっていたようで、いつも通り食べるとお腹がはち切れそうなほどになっていた。自然と腹八分にしようとか、間食は少なめにしないとご飯が食べられない、と2〜3週過ごしていたのに、急に過食気味に!!
余計に買ったり余計に食べたり。
これが抑えられないから、これまでも太ってきた。メンタルマネージメントできないとこれからも体重の増減が激しくなる。これは、わかっているのに、どうしたらいいの?
とりあえず、今日はオレンジジュースで寒天を作ってみた。抑えられない食欲の時に食べてみよう。
2つ目は、それに伴う、体型の変化。
銭湯の鏡を見て驚いた。
胸が小さくなっている。術前より3キロ痩せたと思ってたら、その3キロは全部胸から?と言うほど。
でも過食気味で、お腹周りにはまた復活しかけているお肉が。。
先日読んだ本に、「痩せられないのは、胸が無くなると魅力的じゃなくなると思っている潜在意識が原因」と著者の和田さんが言っていたのにひどく頷いたばかりだったのだ。
あ〜胸が痩せちゃった、もう魅力的じゃなくなる、と思っているかも?私。
胸が大きければ魅力的?と疑問が残るのに^^;
仕事への不安からの過食なのか、痩せることへの不安なのか。
そこを打破して、このままもう少し痩せたい。
3つ目は、物欲。
仕事復帰するし、年度も変わるし、と仕事で使うカワイイ文房具だけならまだしも、新しいバッグも買ってしまった。
新しいモノでテンションを上げたいことは自覚できるけれど、、これも食欲と同じようにコントロールできないものかと。
体力の回復
元々体力が無くて、(というか筋肉が少なくて)
すぐ疲れてしまっていたが、散歩というリハビリしかしていなくて、かと言って腹筋もできないし、、で、かなり疲れやすい状態になっている。
仕事復帰すると、座っているより立っている時間が長く、時には走り回ることも。大丈夫か私?とかなり不安。
ぼちぼちスタートして、少しずつ筋トレもやっていきたいと思う。
術後の記録〜退院後2週間
退院から2週間、手術から20日経ちました。
これまでの記録は、メモと回想したものを合わせて上げていましたが、やっと追いついた。ここから時差なく書けます。
先週と比べて、痛みも減り、
仕事してるとなかなか行けない、おしゃれカフェでランチをしてみたり、映画を観たりしながら、リハビリの散歩をする日々。
でも調子いいかもと無理すると微熱が出るのは相変わらず。
用心して過ごすとか、自分を労わるとか、慣れないことだけど、今ここで覚えなきゃなぁと思います。
今、労わるためにやっていること、
半身浴です!
ゆるりと冷えとり生活をして3年ぐらい経ちますが、手術から2週間はお風呂に入らなかったこともあってか、寝汗がひどくて。そしてものすごいくしゃみと鼻水>_< (←花粉症)
それが、半身浴を始めたら寝汗もくしゃみも少し引いてきました。
普段から水分を摂り過ぎるので、溜め込んでいるんだろうなとは思うのですが、水分を我慢することも難しくて。
ひたすら半身浴です。
もう少し動けるようになったら、ホットヨガも復活したいと思います。
手術を決意するまで2〜漢方治療
漢方外来
都内の漢方外来で有名なところへ。
電話で予約をする際に、症状を話したら婦人科専門の女医さんに診てもらえることに。
MRIの画像と、これまでの経緯の詳細を書いたものを持参。
優しそうな女医さんで、不安ななか相談に行ったので、じっくり話を聞いてくれて救われました。
子宮内の筋腫ではないから、漢方が効きやすいかもしれない、と同時に出血を抑える処方をしていくのでやってみる?と言われて、煎じて飲む漢方をやってみることにしました。
芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)というお薬です。6月頃のことでした。
600ccのお水を入れて、300ccになるまで40分煎じる、コトコト煮出す感じ。
それを1日2〜3回に分け飲む方法。
もともと漢方の匂いも嫌いではなく、飲みにくくないもので、無理なく続けられました。ただ、1か月分で2〜3万円と高額なのには覚悟が要りました。
それでも、初めは効果が出ず、母に「漢方100日って言葉があるぐらいだから」と励まされていたら、本当に3ヶ月ぐらいから効き始めました!出血がいつも通りぐらいに♪
このまま治まってくれたら、と思っていた冬、長引く風邪に悩まされていると漢方外来で伝えたら、今のお薬を一旦やめて風邪薬を処方してみようと言われました。
そして2週間切り替えたところで、また大量出血。薬は効いていたんだなとわかったけれど、
出血が酷すぎる!隣の大学病院へ紹介状を書くから血液検査をしてくるようにと漢方の先生。
まだ貧血はそれほど酷くなってなかったけれど、「症状の元をどうにかしないとね。今後どうしていくか、一緒に考えてみますか。」と言ってくれた、今回の手術を託した医師に出会えたのでした。
筋腫の治療法
まずはMRIの検査。
その結果を見ながら次のような話をされました。
私のは、漿膜下筋腫と言う外側にできるタイプであること。過多月経の原因となる場所ではないから、取っても過多月経は変わらないかもしれないこと。膀胱を押しているから頻尿の原因になっていること。
手術の方法としては、腹腔鏡手術で、筋腫を切り刻みながら取り出す方法と、開腹して筋腫を取り出す方法があること。
手術以外には、UAE等もあるし、そうしたければ、行きたい病院に紹介状を書いてもいいよ、と。
また、ピルやホルモン注射で生理を止める方法もあるけれど、私の年だとピルは血栓の可能性があるから薦められない、ホルモン注射も副作用がある。
手術は今なら、2月末以降から予約できると。
ホルモン治療はしたくなかったので、そこが先生と同意見でホッとしました。
ただ、過多月経が治らないかも、と言うところが気になりつつ、頻尿にもすごく困っていたので、答えを保留にして帰ってきました。
そして、次の漢方外来で相談すると、子宮の外でもかなり圧迫した状態だから、過多月経も改善されるだろうと。
そして、もう1つひっかかったのが、筋腫を切り刻む際、万が一悪性だった場合はお腹の中で飛び散るということ。
そこが心配だと伝えると、お腹に袋を入れてその中で切り刻む方法があると教えてもらい、その方法なら、と手術に踏み切ることにしました。
子宮筋腫発見から手術を決意するまで1
そもそも子宮筋腫を取る手術をしようと踏み切ったのは、ひどい過多月経になってしまったからでした。
筋腫発見からホルモン治療まで
筋腫がある、と見つけられたのは貧血の原因は婦人科かも?と内科で言われて受診した時、10年程前。
その頃は超順調な生理周期、出血も普通だったと思います。
それから検診する度に徐々に大きくなっていき、ここ数年は6〜7cmに。
数年前に、ホルモン注射で半年生理を止めた時には半分の3cmまで小さくなったけれど、またすぐに倍以上の大きさに戻ってました。そして、生理が来る前の止められない食欲。半年で6kgも太っていました。
またその治療をするとあの食欲?と思うと怖くて、担当医を変えてもらいました。それから様子を見ましょうと言う医師のもとで数年。
有名大学病院にてセカンドオピニオン
そして2年前から少しずつ過多月経の兆しが。。
そこで、セカンドオピニオンを受けてみることにしました。
あの、年間1000件を超えるオペをやっていて半年待ちと言われる大学病院へ。
手術以外の方法は無いか聞いてみたら、UAEもあるけど、核出術の方が確実だと。
腹腔鏡手術の専門医とのことで、リュープリン注射で筋腫を小さくしてから腹腔鏡手術で取る方法を説明されました。
またあの食欲の悪夢?と思いつつ、いずれ手術するならここなのかなぁと思いながら帰ってきました。
まだそんなに辛いわけじゃないし、とそれほど本格的に考えてたわけではありませんでした。
突然の過多月経
そして去年突然やってきました、過多月経が!
忙しい仕事の山場を乗り越えた頃、見たこともない血の塊がドロっと、何度も。とんでもない量が2週間以上続きました。
すぐに掛かりつけに行くも、これを繰り返すようなら手術を、と増血剤をくれただけ。
どんより落ち込んでいた時に、ナースの彼ができるだけオペをしない方法を考えてみたら、と漢方外来を教えてくれたのです。
続く^^;
術後の記録〜退院後1週間
退院翌日から、母と毎日買い物へ出かけた。
病棟内の散歩をがんばっていたつもりだったけど、ちょっとの買い物でも数倍の距離、時間を歩くことになり、疲れからか傷口からか、微熱が。。
夕方早めのシャワーで、(湯船に入れないから)寒くて湯たんぽのブーツを履いていたけど、寒気からの発熱。これが毎日続いた。
それでも、癒着防止と、復帰後の体力低下防止に、毎日せっせと出かけた。
ただ、まだ腹筋に力を入れると痛いので、バッグの中身は最小限に、荷物は全部母に持ってもらって歩いた。
退院後1週間は、母に居てもらって正解だった。
たくさんの体験記を読んで、友達の経験者からも洗濯が大変よ、がんばると夕方から痛みだしたよ、と聞いていたので、家事全般をやってもらって、本当に助かったし、不安も紛れた。
母と初めての二人暮らしも快適。
大学進学で家を出てから20年以上離れて暮らしているので、互いに気を使い過ぎるところはあったが、さらに仲良くなれた。
1週間後の受診で、ずっと微熱が続いていることを伝えたら、まだ出ててもおかしくないと。37.5℃を超えなければ平気と。
傷口のテープを外され、「綺麗にくっついてますよ〜お風呂にも入っていいです」と。
恐る恐る見てみたら、切り傷の治りかけみたいな手術の跡。
左下の傷口だけ4〜5cm、あと2カ所は2cmぐらい。そして、おへその中。
その日は不安だったので、翌日からお風呂に入ってみた。平気だ!
お風呂に入れない時、あってよかった、冷えとり用 湯たんぽブーツ♪
術後の記録〜6日目、退院
朝、熱は下がってた。
朝から先生が来てくれて、
「微熱なら大丈夫、38度超えるようなら連絡ください」ってことで、
予定通り退院♪
朝ごはんを食べて、お通じも少しあって、退院支度。
入院代の計算が終わったら看護師が連絡してくれるとのこと。
高額医療控除の申請をしていたのに、思ったより高くて質問してしまった…だけど、納得の説明だった^^;
その後、支度が終わったらナースコールで呼んでくださいと。
あっという間に支度ができた。
担当の看護師さんは毎日朝晩コロコロと変わるから、しんみりお別れでもなかった。
そして、どうもこの病棟は比較的軽め短めの患者さんが多いみたいで、入院の際の説明を受けてる人は昨日今日で数人いた。
お隣のおばあちゃんとは互いにお大事にと丁寧な挨拶ができた。
自宅までタクシーは高過ぎるので、
駅までタクシー、そしてグリーン車で快適♪
傷口には刺身がいいらしい、とお刺身コーナーに行ったら鯛の尾頭付きを見つけた。母に鯛のアラ汁を作ってもらった。
そして、ケーキではなく大好きな和菓子でお祝い♪
玄関にはお花のアレンジと母が作った色紙に退院おめでとうと♪
おうちでホッとしたのか、途中のランチや帰りの食料の買い物が疲れたのか、また微熱が。。
ぐったりして休んだ。